乗れない電車


上大岡駅
快特から、待っている電車に乗り換える…ことができない。
そんな場面が五月中旬から、幾度も繰り返されている。
エアポート急行が登場し、これが快特上大岡駅で待つからだ。


まもなくエアポート急行ができて一カ月になるが、
生活の交通機関として京急電車を使っていると、エアポート急行は失敗作だなと思う。
強く不便を印象付けられる場面がいくつもあるのだ。
その典型が、この下りエアポート急行上大岡駅快特を待つ場面だ。
この電車に乗り続けて、杉田ないし能見台へ向かおうとする場合、
ここでしばらく足止めを食らう。
急行とはいえ、曲りなりにも優等列車なのに、快特に抜かれる。
また、快特から降りて、屏風浦京急富岡に向かう場合、この電車には乗れない。
まさにこの写真の通りなのだ。
普通車を使うと、場合によっては南太田でエアポート急行快特の二本の通過を待つ。
そのため、南太田と黄金町を使う場合、長時間待ちぼうけを食らうことがある。
特に黄金町から三浦方面を行き来する場合、救いようがない。
中途半端に速く、中途半端に遅く、普通車との接続も良好でない。
かつて、急行が走っていたとき、特に横浜から金沢文庫までの区間は、
急行停車駅とそうでない駅の間の差がほとんどなく、臨時停車を連発していた。
今も、同区間で、少々利用者が少ないのは、戸部、南太田、屏風浦の三駅で、
わざわざ格差をつけるようなこともない状態なのだ。
横浜以北については、詳しいことがわからないので、深入りしないが、
横浜以南については、単に複雑になって、待ち時間が多くなって、
かなり使いづらくなっていると思うのだ。