首席


横浜西口のラウンドワンの首席になった。
数多く、トレイン検定を回していたからだ。


10月は、各地で、トレイン検定やムシ検定由来の首席が誕生したんだろうな。


検定は、えてして、トーナメントなどの他のモードより下に見られる。
総合力ではなく、ある狭い範囲で秀でているかを競うからか。
対人での対戦ではないからか。
だが、一位を目指す戦いは、それはそれは熱いもの。
この分野では負けない、そんな自負を持つ猛者が、ストイックに問題に取り組む。
時間と体力の許す限り、繰り返し挑戦する。
ライバルは見えないが、確かに戦っている。
検定で好成績を残すことで、平凡な能力のプレーヤーも自信がつく。
どの検定も、その結果は確かに戦った結晶。
表舞台のトーナメントの裏では、別の形の戦いがあるのだ。